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【翻訳支援ツール】整合機能について

こんにちは。
KokoDoki Companyの藤原です。

KokoDoki Companyで、翻訳支援ツールの講座を開設した当初から
後を絶たない質問の1つに、整合機能に関するものがあります。

過去に訳出した原文と訳文とをバラバラに所有していて、
これらを対訳状態にすることができるか?
という質問です。

この場合は、「整合機能」を使用して、
原文と訳文とを対訳状態にしていくのですが、
残念ながら、TradosやmemoQに搭載されている整合機能を使用しても
かなりの労力を要します。

ワードマクロを駆使して対訳表を作製する方法も、いろいろと世に出ていますが、
思い通りに文章を切ることができないため、
原文と訳文とに”ずれ”が生じます。

一文を二文に訳している場合もありますし、
二文を一文に訳していることもあります。
この”ずれ”を避けることはできません。

このずれを最小限に抑え、かつ簡単に修正する工夫が
いろいろとなされているのですが、
結局のところ、原文と訳文を確認しつつ、
ずれを修正していくことには変わりがありません。

文章を一文ずつ切ることができれば、
整合作業自体は、エクセルで行うことができます。
わざわざツールを使用して整合させる必要はありません。

とはいえ、1つのファイルに多くの文章が含まれている場合には、
気が遠くなる作業であることに違いがありません。

そうなんです。
残念ながら、この作業に解決方法はありません。
現在のところ。

できることとすれば、一度にまとめて処理することはできないけれど、
少しずつ整合作業を進めていくこと……だけ……ですね。

ただ、SDL社の公式サイトにも記載がありますが、
過去に訳出したものを整理し直すことに時間をかける必要があるのか
という点については、何とも言えません。

少なくとも私は嫌ですね。
もちろん過去のデータにどれほど類似文があるかによって
個人個人違うと思います。

なので、「何とも言えない」としか回答のしようがないのですが。

1つ言えることは、これからCATツールを使用するのであれば、
今後のデータは、最終的にエクセルでA列に原文、B列に訳文
を表示することができるようになるので、
エクセルの状態から必要に応じてデータの保存形態を変更するだけで、
問題なくCATツールで参照(使用)できるようになります。

ですが、ここでCATツールを使い始めない場合には、
今担当している案件も、次回以降に簡単に参照(使用)できる状態に
なっていないわけです。

あ、もちろんCATツールである必要はありません。

現在は、ワードマクロを駆使したものがいろいろとネットで紹介されているので、
そちらもぜひ検索してみていただければと思います。

CATツールでなくても、対訳方式で表示できる方法がありますので、
CATツールの使用を強要しているわけではありません。

ただ、申し訳ございませんが、
KDCにて開講しているTrados、memoQ、memsource以外のツールについては、
私自身使用していないので、比較したり、そういったツールの
使用感をお伝えすることはできません。

整合機能についてご質問いただくたびに、
試用できるものはいろいろ試してみたりもしましたが、
「こりゃいいや!」というものにはなかなか出会うことができずにいます。

どのツールについても、どこかに妥協しなければいけない点は必ず存在します。

何を妥協するかは、個人個人違いますので、
無料で使用できるものについては、ぜひとも
ご自身でいろいろお試しになってみてください。

TradosやmemoQの整合機能も、良くなっているとはいえ、
残念ながら、サクサク利用できるレベルには到達していません。

あ、言い忘れるところでした。
もし原文がpdfファイルであり、文字がテキスト化されていない場合は、
残念ながら、まずはpdfファイルのOCR処理から始めなければいけません。

OCR処理とは、いわゆる画像データとなっているファイルを
文字化することです。

OCR処理自体も、それほど技術が進歩しているわけではないので、
こちらを原文どおりに仕上げるためには、さらに時間を要します。

ということで、残念ながら、現在では、
過去のデータを整合して、対訳形式にするためには、
かなり多くの手間暇を要します。

memoQには、原文のみ、訳文のみをインポートして参照することはできますが、
整合していない場合には、
「翻訳結果」に表示されるのも、原文のみとなるので、
有効活用はできません。

そのため、過去に訳出して原文および訳文が
対訳になっていない状態で保管しているのであれば、
それらを一発で対訳形式で表示する方法は、
現在のところありません。

今後、CATツールや他のツールの開発者の方々が
整合機能に力を入れて、
すごく簡単に操作できるようになる可能性も
ゼロではないと思います。

すぐに対訳状態にできないものについては、
苛つかない程度に少しずつ進めるか、
いつの日か優れた整合機能が世の中に出てくるのを
待つことにしましょう。

もし「これは秀逸だよ!」というツールをご存知であれば、ぜひKDCのサイトにて
一記事書いてください。

もちろん報酬はお支払いします。

もしくは、記事は書かなくても、有益な情報を寄せていただいた方には
何らかのお礼させていただきたいと思います。

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