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地域ブランドに見る、翻訳者のブランディング戦略 Vol.2

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前回は「地域ブランドに見る、翻訳者のブランディング戦略 Vol.1

ということで、地域ブランドとはなにか?翻訳者になぜブランディングが必要なのか?について書きました。

今回は2回目、「翻訳者ブランド戦略」のポイントについていくつか書いていみたいと思います。

強いPB(プロダクトブランド)がなければ魅力的なRB(リージョナルブランド)は生まれない

翻訳者ブランド戦略

少し復習をすると、プロダクトブランドのほうはどちらかと言うと具体的で、リージョナルブランドは、それを抽象化した広い概念という話しをしました。多くの場合、翻訳者は、たとえば「正確で丁寧な翻訳をします」といった、なにかこう、ふわっとしたリージョナルブランドを掲げてトライアルに応募したりだとか、CVに記載したりする方もいらっしゃるかと思います。

しかし、やはり「現実」がないとリージョナルブランドというのはなかなか長続きしないものです。
言い方は悪いですが、いくら「TOEIC満点です」「◯◯の翻訳スクールを卒業しました」というふうに
一過性のブランドを構築したとしても、その内実としてのプロダクトブランド
(具体的なプロダクトブランド)がしっかり育っていないと難しいと思います。

ポイント1:強力なPBと強力なRB

ここで重要になってくるのが、
「強力なプロダクトブランドがないと、強力なリージョナルブランドは生まれない」ということ。
ちょっとイメージが湧きにくいかもしれないんですが、たとえば「翻訳者」でいうと、
やはり「英語・外国語」ということになりますが、こういったものがなければ、
そこから派生したより抽象的なリージョナルブランドというのはなかなか生まれません。

なので、内実としてのプロダクトブランドをいかに強力なものをつくっていくのか。というのがまず1つめのポイントです。

例として以下のようなものを考えてみました。

翻訳者ブランド戦略03

リージョナルブランドを想定しながら、
まずはプロダクトブランドを明確につくることからはじめてみましょう。

なんとなくのイメージをそのまま発信・アピールしているだけでは、
長続きしませんし、興味を持ってもらえません。
なので、それとセットで嘘のない、しっかりとした
プロダクトブランドを明確につくることが大切だと思っています。

2つのBI

翻訳者ブランドを考えたときに、ブランドの中にも2つのブランドがあります。
それが「ブランドアイデンティティ(BI)」と「ブランドイメージ(BI)」です。

翻訳者ブランド戦略04

ブランドアイデンティティは、どちらかというとブランドをつくる方「翻訳者」のことで、
「私という翻訳者をこう思って欲しい、知って欲しい」と思うようなアイデンティティのことを言います。
一方で、それを受け取った人(クライアントや読者)が、送り手(翻訳者)の思いは、兎にも角にも、
実際に仕事を依頼してみて受けたイメージ、ブログの記事を読んで
実際に受け取ったイメージがブランドイメージということになります。

BIを考えるうえでのポイント

マーケティングの専門用語になってしまうんですが、
「S:セグメント」・「T:ターゲット」・「P:ポジショニング」を踏まえつつ、
これまでの実績や取り組みの中から、自分が納得できる、好きなこと、熱く語れることを
徹底的に掘り下げていくことが必要だと思っています。

どういった対象、どういった人たちに、
どういったブランドイメージを持って欲しいのかが、まず大事ですよね。
それから、他の翻訳者とどんな差別化をされているのか?というところを踏まえつつ、
自分が自信をもって書ける、話せる、語れるブランドアイデンティティ見つけ、さらにまた掘り下げて発信していくということです。

今までだと、どちらかというと「ブランドイメージ」が先行する、受け手側(ターゲット)が
「こういうことを言ったら(書いたら)喜ぶんじゃないか」というようなことを優先してしまって、
自分の納得できる、誇りになるようなブランドイメージやブランドアイデンティティを、
あまり伝えられないまま、なんとなくクライアントや読者を優先してしまうというなブランディングが多かったんですね。

でも、そういうのって、なかなか長続きしないんですよね(苦笑)

相手の価値観に合わせるというのは、まさにセグメンテーションやポジショニングということになるんですが、
ただ、それだけだと翻訳者にも日常がありますから、ずっと相手側のニーズに合うイメージを供給し続けるというのは、非常に疲れます(苦笑)

もちろん、相手側のことも大切なので、そこを踏まえつつ、自分が納得できる、
「これなら誰にも負けないくらい好き」といえるようなものを徹底的に掘り下げていくことが重要だと思います。

次回は、ブランド戦略についての「ポイント2」について書いていこうと思います。
それではまた!

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