ブログ

翻訳支援ツールのあれこれ

rawpixel / Pixabay

こんにちは。KokoDoki Companyの藤原です。

あっという間に5月後半です。ようやく洗濯物があっという間に乾くようになったと喜んでいる主婦ですww。

展示会やセミナーに参加するために、1日家を空けるときがあるのですが、そのときにこの「洗濯物事情」って結構やっかいですよねー。日帰りのときはまだいいのですが、1泊ででかけたときには、もう悲惨です(号泣)。

洗濯物をすべて取り込んで、畳み終わるまでが、こうしたセミナー等で外出した時の旅程だと思っています。

そんなこんなで、さてはて、KDCの翻訳支援ツールマスター講座ですが、しばらくサポートコースの方は募集をお休みをいただいておりました。が、6月から再開しようと考えています。

そこで、今日は翻訳支援ツールについて、当たり障りのないことをツラツラ書いてみたいと思います。

最終的な使い方は千差万別

当講座では、基本的な使い方をマスターしていただくための講座です。そのため、ある程度ご自身で触ってみることのできる方については、お問い合わせをいただいた際に、受講をお断りしていることも多々あります。

トライアル版をダウンロードしてみた、または実際に購入したけれど、まったく使うことができない、右も左もわからない・・・という方は、何も迷うことなく、当講座の受講を考えていただければと思います。

また、ツールを使うことへの抵抗はないのだけど、今すぐ使えるようにならなければならない・・・という方も、自分で色々操作方法を調べながら進めるのは、どうしても時間がかかってしまうので、そんなに悠長なことはしていられない・・・・という方もぜひご受講ください。

ただ、その時も基本的には、KDCが提供しているテキストや動画は参照なさってくださいね。その上でご質問をいただけると非常にありがたいです。

そうでないと、テキストの表現がわからなくてつまづいていらっしゃるのか、それともそういう操作ができることを知らずに質問していらっしゃるのか、こちらでも判断できません。

その他に、翻訳支援ツールの使用が指定されている会社との付き合いがあるけれど、どこまで翻訳会社に質問していいのか判断し兼ねる方も、KDC側の経験から、これは「翻訳会社に相談してください」とか、「ベンダーに問い合わせる必要があります」などとお伝えすることができます(サポート付きコースを選択されている場合)。

ただ、上記以外の場合には、翻訳会社によって、指定案件の取扱方法も様々ですし、翻訳支援ツールを実際にどう使いこなすかは、翻訳者によって異なります。

私自身も、翻訳支援ツールを使って、ある程度のフローは決まっていますが、例えば、バイリンガルファイルを上下表示にするか、並列表示にするかは、その時によって違う場合もありますし(メインは上下表示です)、私はバイリンガルファイルがあってこその翻訳支援ツールだと思っていますが、別にバイリンガルファイルはまったく不要と思っている翻訳者もいます。

お薦めの設定等もテキストにありますが、それを好むか、好まざるかは、翻訳者次第。色々と設定を変えてみて、自分自身のやりやすい方法を見つけるのが一番です。

私にとってやりやすい方法であっても、その方にとってやりやすい方法かどうか、私にはわかりません。

当講座で、基本的な操作方法を習得することができたら、その後、どう活用していくかは、どんどんご自身で研究なさってみてください。

どの翻訳支援ツールを選択していいのかわかりません

この質問は、本当に数多くいただきます。お気持ちもよくわかります。
一番いいのは、ご自身が専門としている分野で、どの翻訳支援ツールが一番使用されているのか市場調査をしてみることですね。

いくら第三者が、この支援ツールがいいよ!と進めても、その翻訳支援ツールが専門分野でほとんど使用されていないのでは、意味がありません。まったく意味がないわけではありませんが、少なくとも、支払った分だけの利益が得られるには、少し時間がかかります。

なので、現時点で、翻訳支援ツールを使った方がいいのはわかっているけれど、どの翻訳支援ツールがいいのか選べない・・・・という方には、声を大にして、memsourceのご使用を勧めています。

memsourceは、無料で使用できるツールであるにもかかわらず、フィルタリング機能については、他の2つのツールよりも使いやすいです。またQA機能等も、自分で設定を変更できるので、他の2つのツールに比べると、秀逸。ただ、私としては、バイリンガルファイルをプリントアウトしたい派なので、その点について大きく劣るmemsourceは現状では使用していません。

普通にバイリンガルファイルを使用できるようになった場合には、私はメインにこのmemsourceを使うのではないでしょうか。それほど、フィルタリング機能は有効です。

「いや、無料でしょ?」と逆に使うことを躊躇われる方もいらっしゃるかもしれませんが、機能的には抜群ですよ。ただ、これを翻訳会社から指定された場合には、使用できる機能も制限されることもあるようなので、両手を上げて喜ぶことはできないかもしれません。

最終的には、いずれのツールも、使う状況によって色々異なるということです。

翻訳支援ツールを使うことで便利になるかもしれないけれど、万能ではない

翻訳支援ツールも、memsource以外については、いい値段がするので、「これさえ使えば、すべてが思い通り!」と幻想を抱く方も多いのですが、それは幻想に過ぎません。

「自分の思ったとおりに操作できない」ことがほとんだと思っていた方が、変に期待値が高いより、「こんなもんだよね」と思うことができるので、楽だと思います。

「こんなことができるはずだ!」と思い込むのはやめてくださいね。そこまで有能な機能になってしまうと、逆に翻訳者としての仕事が激減する可能性もあるので、翻訳支援ツールの高機能化もこのぐらにとどめておいてもらうといいのかもしれません。

↓に、アップグレードについても書きますが、翻訳支援ツールのアップグレードと言えでも、本当に翻訳者側から見たアップグレード点はわずかに過ぎません。

多くはクライアント用の翻訳案件や翻訳者の管理機能に目が向けられています。

翻訳支援ツールのアップグレードにすぐ対応する必要があるのか?

翻訳支援ツールについては、どんどんアップグレードされていきますが、アップグレードリリース後、すぐに購入(アップグレード)することはお薦めできません。

大概、色々なバグが発生します。半年から1年経過したぐらいが一番落ち着いていいかと思います。

単純に考えて、このような翻訳支援ツールのアップグレードがあった場合、取引先もアップグレードが迫られるわけで、現代社会の中で、そう易易とツールのアップグレードに対応できる企業が数多くあるでしょうか?

やっぱり企業側も様子見が多いのではないでしょうか。さすがに少なくなりましたが、wordでも「doc」で納品することを指定する会社もあります。直ぐ様新しいツールに対する必要はないということですね。

ただ、以前のTradosがそうであったように、互換性があると言われつつ、突然最終形態にエクスポートできない事象が起きたりするので、1つ前のバージョンであれば問題ないと思いますが、2つ前のバージョンでは、「いつ何が起こるかわからない」と覚悟しておいた方がいいですね。

MemoQは、少しずつ高機能になった途端、バグ発生率が上がってきました。ある程度の機能が使えれば、あとは翻訳者側でどうにでもするので、バグの発生が可能な限りなく少ない仕様にしてほしいというのが、翻訳者の本音です。

最後に

翻訳支援ツールは、今後も使用することが不可欠になってくると思います。逆に翻訳支援ツールを使用していない企業と取引している場合には、その取引先との付き合いは大事にしておいてください。

最終納品形態が指定された形態であれば、途中の工程で何を使用しても問題がないので、翻訳支援ツール、自分の工程内で使用すればOKです。

本講座で、基本的な操作方法を習得された方は、どんどんご自身で使用方法を発展させてみてくださいね。こうした発展方法については、使用する方の環境によって大きく異なりますので、サポート対象外とさせていただいております。

きっと、私にとっては、未知の使用法もあるかと思います。そんな他人にとっては未知の手法もどんどん自分の環境に合わせて編み出していってくださいね。

最後に、これまでも何度も繰り返しお伝えしてきていますが、翻訳支援ツールは、「ツール」でしかありません。1つの手段です。翻訳支援ツールを使うことで、確かに効率もあがります。が、「それだけ」です。くれぐれも過度な期待は持たないようにしてくださいね。

「Word」も「Excel」も「PowerPoint」もそうです。確かに便利な部分はあるけれど、使用者が目をつぶらなければいけないものもあります。翻訳支援ツールも同じですよ。

関連記事

ページ上部へ戻る