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8.182017
【Tradosトラブル】WordprocessingML v.2が見つかりません

こんにちは!KokoDoki Companyの藤原です。
SDL Trados2017の8月のセールが始まりました(Trados2017 8月のセールが始まりました!)。そんな中、Trados2017以前のバージョンのTradosで「訳文の生成」をしようと思ったら、「WordprocessingML v.2が見つからないか、ジェネレータを構築するのに使用できません」というメッセージが表示されて、訳文が生成できなかったことはありませんか?

「WordpressingML v.2が見つかりません」
このメッセージが表示される原因は?
このメッセージが表示されてしまうときは、残念ながら使用しているバージョンのTradosでは、訳文のみで表示することができません。
バイリンガルファイルは作成できます。
通常は、↓の画像のアイコンをクリックすると、訳文のみ表示されるファイルが開きます。

「訳文の生成」ができない!
が、「WordprocessingML v.2が見つからないか、ジェネレータを構築するのに使用できません」というメッセージが表示されるファイルでは、このアイコンもグレイアウトしているので、クリックすることはできません。
このときは、残念ながら、現在使用しているTrados Studioをアップグレードするしかありません。
強制的にアップグレードさせる1つの手段なんでしょうかねぇ。当初は互換性があると言われていたと思うのですが、結局アップグレードしないわけにはいかないんですね。
ただ、SDL Trados Studio2017の場合、無料で使用できる期間が1ヶ月あり、その間、製品版とまったく同じ機能を使うことができるので、最初は試用版で対応して問題はありません。
もし、アップグレードしたいと思ったときに、SDL社がアップグレードのセールを実施していなかった場合には、少し待ちましょう。
ここ数ヶ月、月の後半に「○月セール」と称してセール期間を設けていることが多いので、そのときまで待つといいかもしれません。
ただし、毎月必ず開催しているとは限りませんので注意は必要です。
もし、セールが開催していない場合には、アメリアに入会することで、いつでも割引きを受けることができます。
アメリアに入会するときに、入会金と年会費が発生するので、その分を考えると、セールス価格を気にせずに購入することができます。が、アメリアの場合、求人情報が掲載されますので、そこで1社でも契約して、継続してお仕事をいただくことができれば、Tradosは安く購入できる、仕事もゲットした!といくことで、アメリアに支払ったものも「損」にはならないかと思います。
今後も、SDL社によるTrados Studioのアップグレードは1~2年おきに行われる可能性が高いかと思います。そのときにも同じようなメッセージが表示されるかもしれませんね。
もしご自身のファイルで「訳文の生成」ができないときには、このようなメッセージが表示されるかもしれません。
そのときには、アップグレードが必要になるということは覚えておいてくださいね。
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