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翻訳メモリとは?用語ベースとは?

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こんにちは。KokoDoki Companyの藤原です。
今回は、翻訳支援ツールを使用するにあたって混乱しやすい翻訳メモリと用語ベースについて簡単に説明します。

翻訳メモリとは?

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翻訳メモリとは、原文と訳文がペアで登録されているデータベースを指します。これは翻訳支援ツールを使って翻訳作業をしているときに、「訳文の確定」(ご利用のツールによって呼称は変わります)を行うことによって自動で登録されていきます(あらかじめ翻訳メモリを設定する必要があります)。

翻訳メモリは1つのプロジェクト(又は翻訳対象)に対して、複数のメモリを設定して使用することができます。また、取引先から配布されたもの以外に、新たに自分用の翻訳メモリを設定して翻訳作業を進めていくことができます。

よく翻訳支援ツールの開発をしている企業は、この「翻訳メモリ」を売りにしていますね。確かに過去のメモリから用語を検索したり、そのプロジェクトで頻繁に使われている表現を検索するのには便利ですが(つまり、コーパスとしての使用)、そのまま100%マッチしている部分を現在進行中のプロジェクトに流用できるかは、その時の状況、案件によって異なるので、なかなか難しいところかと思います。

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用語ベースとは?

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翻訳メモリとよく混同してしまうのが、こちらの用語ベースです。用語ベースも翻訳メモリも、フレーズの長さに関係なく登録できてしまうことが混乱に繋がっているのかなと思いますが、翻訳メモリと違って、こちらはご自身でデータの登録作業を行う必要があります。通常、「用語の追加」と呼ばれる操作を行うことで、用語ベースに対象の単語の原語とターゲット語を登録します。

下の画像は用語ベースを設定しているところです。

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実際の翻訳のときには、その案件専用の用語ベースを設定してしまうと、その後の作業中での用語の統一が楽になります。私個人としては、翻訳メモリよりもこちらの用語ベースの拡充が重要だと考えています。ただ用語ベースも、プロジェクトが変われば、まったく違う意味となってしまう言葉もありますので、すべてに使い回しが効くわけではありません。

翻訳支援ツールでは、この2点が強力な武器になるとして大きく宣伝されていますが、私は実はフィルタリング機能とか、バイリンガルファイルでの表示などができる点に翻訳支援ツールを使用するメリットがあると考えています。そういった機能については、KDCの教材の中で説明しています。

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最後に

今回は、翻訳支援ツール初心者の方が入り口で戸惑われてしまいがちな「翻訳メモリ」と「用語ベース」について説明してみました。設定方法等の詳細はKokoDoki Companyの教材の中で説明していますが、簡単にどんなものかご理解いただければと思います。

使い慣れてくると感覚的にわかるのですが、翻訳支援ツールを初めて触る方にしてみれば、なかなかイメージが掴めないかもしれません。「訳文の確定」で自動的に蓄積されていくデータベースが「翻訳メモリ」、自分で対象の用語を選択して登録する必要があるのが「用語ベース」だとざっくりご理解いただければと思います。

ちなみに、こういったツール関係の動作がおかしいなと思ったら、その時点で一旦ツールを閉じて、可能であればパソコンを立ち上げ直すと、正常な動作に戻ることがあります。これは翻訳支援ツールが云々という問題ではなく、何かしらのツールまたはソフトを使うときには、ツールやパソコンの再起動は基本だそうです。

昭和の時代、テレビの映りが悪くなったら、テレビを叩いてみる・・・的な感じでしょうか。

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