翻訳支援ツールで翻訳会社からの信頼を勝ち取って、安定稼働を目指しましょう!

翻訳支援ツールを使用しない理由

「WHY」の札を掲げる手

今回翻訳支援ツールマスター講座を開催するにあたって、
翻訳者の方を対象にアンケートを実施させていただいたのですが、
その中で翻訳支援ツールを使用しない理由として

★値段が高い
★使い方がわからない
★現在の作業環境に満足している
★作業スペースが小さい
★過去の訳文を参照しなければならない

といった声が聞こえてきました。

 

値段が高いツールがある

計算機を見る女性

値段が高い点については、やはり購入する側としては
躊躇する理由の1つだと思います(翻訳支援ツールの中には無料のものもあります)。

ただ、1回に支払う金額は大きいのですが、実際には、ワード数の少ない案件でも、
数件担当することで元を取ることのできる金額であり、
しかもそのツールを数年にわたり使用することができます。

つまり12万円で購入した場合、2年間使用すると、年間使用料は6万円となり、
それを12で割ると、5000円ですね。
毎月5000円分の仕事を2年間することで、元が取れる計算となります。

 

記憶力に頼っていませんか?

実際に翻訳で頭を悩ませるのが、文章の整合性だと思うのですが、
特許翻訳やマニュアル翻訳の場合、ほぼ同じ文章が1件の案件内に含まれている場合があります

そうしたときに、「あ、この文章前に出てきたよな」と考える必要もなく、
翻訳支援ツールが類似文を抽出してくれます。

まだ記憶力が鮮明な間は、自身の記憶力に頼るのもありかと思いますが、
1件が2万ワードを超え、これまでに対応してきた案件数も多くなると、
どこで類似の文章が出てきたか、すぐには思い出すことができないことも多いと思います。

そんなあなたをサポートしてくれるのが翻訳支援ツールです。

 

過去の文章は必ず使用しなければならないの?

catch05

過去に訳出した文章をそのまま用いる必要はありません
ただし、翻訳会社(クライアント)側から100%マッチ部分は触らないように指示されている場合は除きます。

自分で使用している場合には、過去の自分の文章に遭遇すると
恥ずかしくなることもあるかと思いますが、過去の文章を叩き台にして、
新たな文章としていけばいいことなので、ゼロから考え始めるよりは、若干時間の短縮にもなります

 

「翻訳支援ツールは何かお使いですか?」

team hat probleme bei der planung

翻訳支援ツールを使用せずに翻訳作業をしている方々で、
現在のご自身の翻訳環境に満足していらっしゃる方はとても多いかと思います。

ただその環境に翻訳会社が満足しているかどうかは、年々わからなくなってきていますね。

翻訳会社の担当者と実際にお話するときに、
「翻訳支援ツールは何かお使いですか?」と聞かれることが多くなってきました。

数年前からは、登録している会社から、翻訳支援ツールの使用について、
アンケートが送られてくることも多くなりました。

昨年には突然「翻訳支援ツールを導入することになった」と連絡があった翻訳会社もありました。

実際には、翻訳者にとって使いにくいと感じられる翻訳支援ツールであっても、
翻訳会社またはクライアントからの指定であれば、「そのツールは使えません」と断ることで、
打診される案件量が減ることも起こり得ることだと考えています。

 

翻訳会社またはクライアントが翻訳支援ツールの使用を薦める理由

woman working with text

翻訳会社またはクライアントがなぜ翻訳支援ツールの使用を薦めるのか考えたことはありますか?

これは1つにチェックにかかる時間が短縮されるためだと思います。

翻訳支援ツールに中にも「変更履歴」が記録できるものもありますので、
Wordでチェック作業を行うのと同じ機能を使用することができます。

翻訳者がチェック案件を担当する場合に、用語が統一されていないときには、
すべてを変更していくのにかなり苦戦しますよね。

それが翻訳会社では、大量の案件に対応しなければならないので、
翻訳支援ツールを使って用語の統一に気を遣っていると聞けば、
必然的に管理が容易になると考えるのではないかと思います。

つまり、そのことが、どちらの翻訳者に打診するか考えたときに実力が同じであれば、
翻訳支援ツールを使用している翻訳者を選択する可能性があるといえるでしょう。

もちろん、可能性であって本当にそうであるかは、翻訳会社もしくはクライアントによって異なります。

 

最終的な目的は品質向上

握手する手

翻訳支援ツールを使用することで、翻訳会社からの信頼を得ることができ、
またそのことで安定稼働に繋がり、年収アップとなると思いますが、
ただ、一番知っておいていただきたいことは、翻訳支援ツールは、1つの手段にすぎないということです。

翻訳者にとって、最重要課題は、品質を向上しつつ、スピードアップを図ることだと思うのですが、
翻訳支援ツールはその補助的存在であって、内容理解や正確な訳文を作り出すのは、
すべて人間の頭脳によるものであり、人間の頭脳によって考えられたものだからこそ、
人工知能がどんなに発達しても、人間の能力を超えることができないことになるのではないかと思います。

ぜひ10年先に、どんなに人工知能が発達したとしても、
その存在に脅かされることのない翻訳者となるべく、
今から上手く翻訳支援ツールを使いこなせるようになっておきましょう!

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